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数々の戦いで最前線で闘い、勝利したアレキサンダー大王
は、蚊に刺されて死んだ?
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蚊に刺されて死ぬかよー!!
ですよね。ですよね。死なないですよね。痛くも痒くもないですよね。
いや、痒いか......。
家庭教師が天才哲学者のアリストテレスだった彼は、16歳にして
「アリストテレスから学ぶものはもう何もない」と言いきるほどの大天
才でした。
そんな彼は「西洋と東洋の融和」を目的に史上空前の大遠征に就いて、
アジア最強のペルシャを打ち破り、遠くインダスの流れまで侵攻して
いきます。実際はただ世界制服の野望に捕らわれていたのかもしれま
せんね。
その戦いのために戦死したギリシア側の兵員は数万人にも及びました。
彼も勇敢に戦い、何度も瀕死の重傷を負いますが奇跡的に助かってい
ます。
しかし、運命とは奇妙なもので、刃にめっぽう強かった彼はマラリア蚊
に刺されてコロリと死んでしまいます。
熱病にかかり、苦しんで死んだそうです。32歳の若さでした。
さぞかし無念だったでしょう。
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≪今回の「本当かよ?」度≫
★★★★☆(星4.0)
志半ばで倒れるのは無念だったでしょうが、一向に祖国へ帰ろうと
しないアレキサンダーの飽くなき野心にとてもついていけない部下たち
はほっとしたんでしょうね。やっと家に帰れると......。
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