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あの川中島決戦。上杉謙信と武田信玄は本当は一騎打ち
していない?
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馬に乗った上杉謙信が、一気に武田信玄へと攻めより、三回斬りつ
ける。それを床机(いす)に腰掛けた武田信玄が軍配でぱっと防ぐ。
有名な川中島の戦いでの一幕ですね。
しかし、これは作り話のようです。
武田信玄ほどの武将が一人で敵の中へ突っ込んで行って一騎打ちを
するとは考えられません。
さらに、もし突っ込んだとしても信玄は影武者を使っていたので、
防いだのが本人だったとは考えにくいです。
最近の説では、斬り付けたのも荒川伊豆守という謙信の影武者とい
う説が有力で、結局は、影武者同士の決闘だったのかもしれませんね。
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≪今回の「本当かよ?」度≫
★★★☆☆(星3.0)
ところで、戦国時代などの合戦で騎馬武者が戦いの末に死んだ場合、
主人を失った馬はその後、どうなるのでしょうか?
平安・鎌倉の時代は、騎馬武者が殺されると、残った馬や家来は、
騎馬武者を倒した相手方に連れて行かれ、その配下に入ったようです。
ところが、時代が進んで室町時代や戦国時代のように集団戦が行わ
れるようになると、事情が違ってきます。このころになると、なぎなた
など長さのある武器を使い、騎馬武者よりも体の大きい馬を標的にし、
馬の足をまず攻撃する戦法が主流となりました。
ですから、騎馬武者よりも前に、馬が倒されたそうですよ。
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