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水戸黄門の旅行先は松下電器の販売会議で決まる?
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古くからやっている番組としても有名な「水戸黄門」ですね。
8時45分を過ぎたあたりで印籠を出すのはお約束です。
これだけ長く続くのは、よくできた話だかでしょうね。
ワンパターンですが、安心できるストーリーが心地よいです。
この番組のスポンサーはナショナルの松下電器。
黄門様が出かける先は、松下電器の販売強化地域だという噂が
あります。
つまり、松下電器の販売会議で、何月に何県で集中的に宣伝、
販促するかが決まと、その地方に黄門様に行ってもらうように
テレビ局に伝えるのだとか。
どこまで本当の話かは分からないですが、そのくらいのことは
やっていそうですよね。
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≪今回の「本当かよ?」度≫
★★★★☆(星4.0)
実際、水戸黄門が全国を漫遊したというのはフィクション。
本当の水戸黄門は水戸と江戸との間を行き来しただけですね。
もともと史実に基づいていないのだから、松下電器の望み通り
のところにどこにでも行っていいいんですね。
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◆あとがき
水戸黄門の世直し旅の最後の締めに欠かせないアイテム、それは印籠ですね。
いつも最後で正体を明かすときに出すので警察手帳だと勘違いしている人も
多いのでは?
実は、印籠は自分の常備薬を入れておく携帯の薬入れなのです。
しかし、印籠の印は文字どおり印鑑のこと。
もともとははんこや朱肉を入れて持ち歩くためのものでした。
本来、薬入れのほうは薬籠と言って区別していたのですが、いつの頃からか
ごっちゃになり江戸時代には両方とも印籠と呼ばれるようになったようです。
印籠は木を削って原型を作り、漆(うるし)を塗って作るのですが、
蒔絵(まきえ)、堆朱(ついしゅ)、らでん等の様々な手法がつかわれ、
デザインもとても凝っていました。
印籠は最先端の男性のファッションアイテムだったのです。
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