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鉄仮面を被っていなかった?

 ◆ 今回の「本当かよ?」
      
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       鉄仮面の男は鉄仮面を被っていなかった?
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  鉄仮面または仮面の男とは、フランスで実際に1703年までバスティーユ監獄
 に収監されていた「鉄仮面で顔を覆った囚人」のことです。

  その囚人は1669年に、ルイ14世の大臣からピネロル監獄の監獄長サン・マ
 ールに預けられ、監獄長が自ら世話をしたという。以降、サン・マールの転
  任と共にその囚人も移送され、サントマルグリット島を経て、1698年にバ
  スティーユに移送されました。

  当時のバスティーユの看守は、「囚人は常にマスクで顔を覆われ、副監獄
 長直々に丁重に扱われていた」と記録している。囚人は1703年11月に亡くな
 り、彼の所有物などは全て破棄されたといいます。

  実際には鉄仮面ではなくビロードの覆いを被った囚人でした。


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 ≪今回の「本当かよ?」度≫

   ★★★★☆(星4.0)
  
 囚人が被っていた仮面はいつの間にか鉄仮面になり、そのグロテスクなイ
メージから、様々な文学作品、映画に取り上げられています。
 さらに本来の伝説からかけ離れて「鉄仮面の囚人」だけが一人歩きした三
次派生物と言うべき作品も多く作られました。

『鉄仮面』- ダルタニャン物語、第三部『ブラジュロンヌ子爵』、
 アレクサンドル・デュマ著
『二十世紀鉄仮面』、小栗虫太郎著
 映画『仮面の男』(1998年)
『スケバン刑事II』 - 主人公は幼少期に鉄仮面を着用して育てられた
『ブルボンの封印』藤本ひとみ著(森川久美の漫画版有)

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 ◆あとがき
  映画「仮面の男」が公開された頃に、「世界ふしぎ発見」という番組で
紹介されていた説なんですが、それによると、「ルイ14世双子説」を採る
人たちは、正にその公開出産の時の様子を、双子説の根拠の一つとしている
ようです。

 まず、立会人の人数が通常よりかなり少なかったこと。
 そして、出産後そのまま盛大な祝宴になるのが慣例なのに、祝宴は異例の
簡素なもので、王妃はすぐに別屋に移ってしまったこと。

 双子といえども同時に生まれてくるわけではないので、乾杯だけ済ませて
から別室で第2子を出産した、というわけです。

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